真正困ったチャン:杉田誠一氏

現場経験が多くても、うぬぼれるようになったらオシマイですね。
以下はジャズ批評家、杉田誠一氏との会話記録。

「オマエ、阿部薫を見たのか?」
「生まれてないから見てねーよ」
「俺はそこにいたんだ。オマエには語ってほしくない」
「はぁ?こっちはこっちで、CDやレコードを自分の金で買って興味持っているんだからそれでいいじゃん。
 吉沢元治とのデュオを後から聞いておもしろがっているんだ。そっから始めるしかねーだろが」
「その資格はない」
「だったら現場経験者だけ集めて老人会でもやっていろよ」
「おうそうだ、老人会で結構だ。オマエみたいのにうちでやってほしくない」
「そこまでして出たくねーよ」
「帰れ」
「帰りますよ、帰りますよ(荷物をまとめて出口から出る)」

ばかばかしい。なにが「マイルスを撮っていた」だ。この十年間、なにもやっていなかったと同義だろうが

なぜ近頃の若者が、あーいう場所に来なくなったのか、よくわかった次第。

ま、人のふり見て何とやら。
自分も、そーいう気難しいところあるので、気を付けようと思う次第。

芸術とかアートとかいう名目のもとに、目の前の人を愚弄しているならば、そもそも人として間違えているのだが、50年以上生きてきて、自問したことないのかね?

ないのだろうね、あのハラじゃ。
この不況になにもしてこなかったひとほど立派な精神論を語られる。
どうぞそのまま古墳になってください

合掌