阿部薫とか高柳とか

白状すると、さっぱりわかりません、阿部薫高柳昌行も。

しかし、自分が好きなミュージシャンをたどっていくと、
大友良英灰野敬二、豊住芳三郎、藤川義明、庄田次郎坂本龍一加古隆坂田明

どうもその先に、阿部、高柳、そして富樫雅彦の影が共通してヒラヒラしていて、
それは何故なのかな?やっぱりなにかあるのかな?という点において、一定の興味は持っています。

また、その時代を同じく生き、全身で体験していたミュージシャンが
まだまだ現役でバリバリ活動していることは、もっと注目されていいと思っているんですね。
(特に若い音楽ファン層に)

木曜日にやる藤川義明さん(sax)もその一人で、
(こーいう告知の仕方は最も下劣ですが)
高柳、阿部、そして富樫と、同じ場所にいた方です。

そーいうひとの空気とか温度とか、もっと体感したほうがいいと思うけどなー

//////
2011年9月29日(木) 無善寺ジャズフェスタ
出演:藤川義明, 臼井淳一, Cal Lyall, 池上秀夫, ノブナガケン, 亞弥(ダンス)
開場 19:00/ 開演 19:30
チャージ:1,500円(ワンドリンク含む)
会場:高円寺 無力無善寺 / 東京都杉並区高円寺南3-67-1 / TEL : 090-9819-8408
http://homepage2.nifty.com/muzenji/index2.html
//////

要するに僕が言いたいことは「来てください」というありきたりな集客文言なのですが(笑)
「百聞は一見に如かず」
ネットやyoutubeでゴニョゴニョしていないで、会いに行く、足を運ぶ。大事なことだと思いますぞ〜〜、

モノホンを前にすると、自分の「格」もわかるしね。
これは出演者の僕も同じ(^^
ご来場、お待ちしております。

追伸
近ごろ、フリージャズがらみで読んでおもしろかったのが、大泉インエフの佐藤さんが書かれていた『坂本龍一「三題」〜「フォース」「阿部薫」「富樫雅彦」』です。
http://in-f.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-7e3b.html

坂本龍一さんの発言を中心にまとめられた内容。
若い頃、富樫雅彦高橋悠治阿部薫などとセッションをおこなったものの、
その後はピコピコした大衆受けする音楽の方向に行った人。

しかし、あなどるなかれ、フリージャズの「外部」に移動した音楽家だからこそ、
フリージャズへの正確な認識と観測が出来ているな、と僕は受け止めました。

      • -

(坂本)
75、6年じゃないかな。
僕がスタジオ・ミュージシャンとして一番忙しい頃に、
夜寝ないで阿部薫とセッションしたりしてたんだ。
阿部薫は、その2、3年後に死んだんだけど、
そのままいってたら、僕も一緒に死んでたかもしれない。

      • -

形式とか機能和声というのは説明がつくんです。
一つの曲の中でも説明のつかない場所がある場合があるんです。
フリージャズなどはその力だけで前に行こうとしたものでしょう。
(続きは上リンクから)