そんなに海賊盤はけしからんかね?

違法ダウンロードけしからんという議論が増えていて、勿論それもわかるんだけど、海賊盤という(著作者にとっては)低コストにより流出した物が、普及を促進する事例もありうるわけで、ってなことを考えていたら、アメリカでのジャパニメーションブームもそうだったのかもよ?と、山形浩生さんが書かれていました。http://cruel.org/cyzo/cyzo200410.html

海賊盤議論について一言クギを刺すと、「配給する」「増産する」にもコストがかかっている事実を見過ごしていませんか?と。もちろん、「マスターファイルを作る」ひと(つまり作家)はエライし、その権利を認めないと、本人たちがやる気を失うだろう。

とはいえ、一定の量で「正規に」流通させようとすると、そこそこの予算がかかるし、転がった時に赤字を(作者側の誰かが)背負い込む羽目になる。そのリスクなしで、自分の作品を流通してもらえるというメリットもよくよく考えないと、海賊盤という存在の根本原因は理解できないと思うんだよねぇ・・・