らい病者に問う、人生相談

ご自身がハンセン病患者であり、ハンセン病患者の権利回復運動を長くやってこられた、
平沢保治さんのお話会が日曜日に清瀬の国立ハンセン病資料館であったので、訊いてきました。

臼井「ひとはなぜ働かなきゃいかんのですか?労働の意義とはなんですか?」
平沢「動物だって自分のエサを自分で探します。自分が食べるために働くのは生き物として当然のことです」
臼井「自分は35歳を過ぎましたが、さすがに地位・名誉が気になり始めます。これは誰でもあることです。ご自身はどう対処されましたか?」
平沢「人に喜んでもらうことが幸せなんです。おなかが空いた時に食べたオニギリはおいしかったでしょう?苦しんだからこそなんです。明日に向かって働けば花は咲くんです。『一日一日をどう生きるか?』です」

この方の話を聞いたのは二度目で、一度目は今年の一月でした。そのときおっしゃっていたのは、
「できることがあるのにやらないのは、人間として恥ずかしいことです」
「恨みを恨みで返すな」

頭ではわかっても実際にはなかなかぁ・・・・(-_-#


国立ハンセン病資料館では、6月16日(日)に開館20周年イベントもありますので、ご興味のある方は是非
http://www.hansen-dis.jp/15video/15video.html#20th_anniversary